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 心の声に耳を傾ける

私たちは魂(本質的自己)の成長を目的として、何度もこの世に転生し、学びを得ています。
言葉を変えれば、この世に生きている時でないと学べないことが多いのです。

この地球で生きるということは、愛を持って、自分と相手の心と向き合うということも大切な一つの目的です。

その上で自分の気持ちや相手の気持ちを尊重した、自由で幸福な生き方(本当の幸せ)を得る上では心の中を内観することが欠かせません。
職場・家族・コミュニティー・パートナーシップなどを通じ、個々の魂の目的を知ることは、人生を何倍、何10倍にも充実したものにしてくれることでしょう。

魂の目的とは何か?
それは心の声に耳を傾け、心に意識を向けて行動することで答えは明確になってきます。

私達は心という言葉を用いて人の気持ちや状態を伝えています。

例えば、心を楽にしたい、心を強くしたい、心を大きくしたい、心を休ませたいなどのように、心は自分を表現するアイテムでもあります。
心が苦しい、心が傷む、心が冷たい、心があたたかいなど、使い方も様々です。

 心の役割

では、心は人間にとってどんな役割をしているのかを解説していきたいと思います。

心は大きく分けて5つのエネルギーに分類されています。
感情、エゴ、現生の汚濁(おじょく)、過去生の汚濁(おじょく)、観念
それぞれが密接に重なりあって自分や相手を理解する上で大切な役割をしています。

1:感情

感情
心の中に存在するエネルギーの一つ目は感情です。

感情は大きく分けると7つの感情に分けられます。
安心・喜び・不安・恐れ・悲しみ・寂しさ・怒りです。

感情は自分や相手の状態を理解する上でとても大切な役割を担っています。
感情を無視することを無感情と呼びますが、自分の気持ちに嘘をついて生きることはとても苦しいことです。
本当は悲しいのに悲しくないと思う。
本当は不安なのに不安じゃないと思うようにする。
これらはどことなく健全ではないように感じますね。
なぜなら感情は自分が意図していない無意識の状態で勝手に反応するからです。
体をどこかにぶつければ「痛い」と感じるように、感情も出そうとして出すのではなく、反応として湧き出てくるのです。

それは私たちが宇宙から与えられた大切な心のアイテムの一つです。

では何故に感情は無意識に湧き出てくるのでしょうか?

それは自分がこの瞬間に何を感じ、どうしたいと思っているのかを知るためです。
感情に飲み込まれてしまうのではなく、あくまでも客観的に見つめることで自分が行うべき行動が見えてきやすくなります。
例えば不安の感情に飲み込まれている人は行動に移すことが苦手です。
人である以上、不安の感情が全くない人は存在しません。
例えば、初めて何かを始める時、「うまくいくのか?失敗しないか?」という不安に感じることは当然なことなのです。

ではこの不安という感情はどうして湧き出てくるのでしょうか?

不安の感情は私たちのリスクや危険を回避させる上で大切な役割を持っています。
不安がなかったら危険な事や、やめた方が良いと判断するような事柄であってもストッパーが機能しないということになりますので、極めて危険な状態ということになります。
新しいことを始めるなど環境が変わったりする場合、不安が湧いてくるかもしれません。
前にゆっくり進み、経験を積んでいく中で自信が生まれ、やがて不安は安心に変化していくことでしょう。
不安の感情はあなたが本気で行動するのかを確かめてくれています。

怒りの感情も同じです。
頭に血がのぼってしまい、自分をコントロールできなくなってしまう状態は怒りの感情に飲み込まれていることになります。
一歩引いたところから自分を客観的に見ることができれば「自分は今怒りが湧いてきているなぁ」という風に冷静に自分の状態を感じ取ることができます。
怒りの感情は今の環境、起きた出来事を認めたくないという気持ちがそこにあることを理解するために反応として現れます。

大きな怒りの感情を生む前に小さな怒りの感情の段階で、自分と相手の気持ち両方を客観視することができれば、自分や相手どちらかに偏った思考や、自分だけを守るために相手を攻撃しているエゴ的な思考や行動の可能性を見つめることができます。

自分の感情をコントロールできない人はエゴのエネルギーが大きく関与しています。

2:エゴ(自己防衛本能)

エゴ画像
感情、現生の汚濁(おじょく)とも重なり合いながら存在するエネルギーがエゴです。
自分を守るためのエネルギーであり、誰もがこのエネルギーを持っています。

エゴのエネルギーが大きい人と小さい人がいます。
自分を守らなければならない環境が多かった人はエゴが大きく膨張していて、自由と愛に包まれる環境で育った人はエゴのエネルギーは小さくコンパクトです。

エゴと愛は対極に存在しています。
愛は人を思いやる、人を大切にする、敵を作らず相手とバランスの取れた良い距離感を保ちながら人生を歩んでいきます。

私たちが魂の自己成長、人生を通しての学びをスムーズに行う上では極力エゴのエネルギーは小さくコンパクトの方が本質的な生き方に近づきます。

エゴが大きくなると、自分中心的な考えが多く、自分を守ること、公平な判断力の欠落などから、相手を尊重する愛での対応ができないなど、人間関係も敵対しやすくなりがちです。
エゴのエネルギーが膨張していくプロセスは幼少期から成人するまでの時期に自由を奪われたと感じる体験、体罰を受けた、人と比べられた、愛情に飢えていたなど、自分が信頼を持つ人間関係で苦しくて辛い体験を通して、違和感を感じた結果、生きる術として自分を守る必要が生まれてエゴが形成されていきます。

多くは親子関係、兄弟姉妹関係、学校などのコミュニティーの中で現生の汚濁(おじょく)が形成されるのと同時期にエゴのエネルギーも大きくなります。

3:現生の汚濁(おじょく)

現生の汚濁(おじょく)
子供は親を信頼し、親に守られながら、やがて成人を迎え大人へと成長していきます。

子供にとって親の存在は生きていく上でとても大切であり、その関係性がこじれることは死を意味することに直結します。
親の言うことは絶対であり、親を怒らさないように親から良い子と褒めてもらうために常に努力をしています。

成長する過程において、自我が生まれ、いくつかの反抗期を迎えていきますが、親のコントロールが強い場合に、反抗する事は危険と感じ、自分の気持ちを我慢する事で、現生の汚濁(おじょく)は大きく形成されていきます。
夫婦の離婚、夫婦不仲も大きな影響を与えます。

この現生の汚濁(おじょく)は母親の体内で自意識が芽生える頃、おおよそ受精から3ヶ月位から現生の汚濁の核となるエネルギーが形成され始めます。
母親のお腹の中の環境や、羊水を飲んでしまう経験、へその緒が体に巻き付き苦しい経験、逆子の経験、産道を通る経験の痛み、不安などからも作られます。
生まれる瞬間に母の手に抱かれるのではなく、医師の手の中にいるストレス、新生児室に長時間の母子分離をすることからも大きな影響を受けます。

では、胎児から出生までに作られる現生の汚濁(おじょく)はなぜ作られるのか?

それは無意識に存在する潜在意識の中にある情報を読み取り、過去生に経験した苦しみを再度顕在化してしまうからです。
潜在意識の深い領域には、幾度も繰り返されたトラウマ情報が心の汚濁(おじょく)として多く存在しています。

現生を生きる以前の魂の周りにも根強くこびり付いた過去生の汚濁(おじょく)が原因となり、現生の汚濁(おじょく)が作られていくプロセスは正にネガティブな引き寄せが働いたことなります。

4:過去生の汚濁(おじょく)

過去生の汚濁(おじょく)
私たちはこの地球上でおおよそ100年程の時間の中で魂を成長するために自ら志願して学びにきた勇気ある魂です。

達成できなかったタスク、やり残した反省を通して再度この地球に生まれてきて学びたいという思いから、何十回、何百回という生まれ変わりをしている人も多く存在します。
それだけ地球に生まれることは魂の成長に直結する学びが大きいということです。

現生の汚濁(おじょく)で説明した、胎児、出生時、幼少期から成長期を経て成人までの経験も、輪廻転生した数だけ蓄積しています。
そのネガティブなエネルギーが潜在意識を通して保存されている過去の情報、魂の周りに錆びた鎖のように絡みついているネガティブなエネルギーが過去生の汚濁(おじょく)です。

ネガティブなエネルギー(現生の汚濁、過去生の汚濁、エゴ)は全て現在よりも過去に起きた経験から作られることが理解できたのではないでしょうか。
それらのネガティブなエネルギーが影響を与えるのが感情です。

すぐに感情的になる人はそもそも論ですが、自分の感情をコントロールするのがとても苦手です。
例えるならば感情は海です。
夏の海水浴シーズンの到来。
太陽が燦々と照り返すような晴天の日、海は波も穏やかです。
海水浴を楽しむ人や釣り人、ビーチサイドも賑やかに人々が集まります。
しかし、台風が上陸するという情報が入ると、たちまち波の大きさをイメージして海の近くに人々は近づかなくなります。
『自分を守るには近づかないことが1番良い』という思いを固めていきます。

波を感情に置き換えてイメージしてみてください。
感情の波が大きい人に近づかない方が良いというイメージが湧いてきませんか?

この経験を幾度となく経験していく中で情報が刷り込まれていきます。
人は『感情が波立つと良いことに繋がらない』という情報を刷り込んでいき、自分の周りを取り囲むバリアの殻を大きくしていきます。

それが正しいという強い思い込みをつくるバリアーのエネルギーが観念です。

5:観念

観念
観念のエネルギーは思い込みのエネルギーで作られた殻です。
固く自分を守るために擦り込み続けた結果分厚く殻は形成されていきます。

思い込みが強くなると「絶対」という強い信念のような凝り固まった情報に支配されていきます。
そして更に自分という在り方を固めるアイデンティティーを形成していきます。

『男たるものこうあるべきである。』
『普通は夫ならばこれくらいのことはしてくれてあたりまえ』
『学校の教師たるものこうあるべきだ。』
『人に影響を与える仕事の芸能人なのだから、政治家なのだから。』

のように、学んできた答えのみが正しい筈であるという正論、常識という自分論を刷り込み、心は自由と開放を失い観念のエネルギーは『想い癖』となり自分の枠を広げられない原因を作ります。