自分の存在価値そのものを肯定していることになりますよね。
美味しいものを食べることも
大好きな人と恋に落ちるのも
結局は全てが自分が今この地球に存在しているからこそだぁー
健康でそして生きていることこそありがたいことと捉えられていれたなら
この先の人生を幸せに暮らせれる切符を手に入れたと言っても
過言ではありません。
しかし、人は美味しいものを食べるとなんて幸せなんでしょうね。
今日は前から食べたかった弁当を作って食べたのでとても幸せな気持ちになりました。
それはまた一つ母に感謝することができた日でもありました。
なぜなら特製いくら弁当を作って食べたからです。
母はもうずいぶん前に亡くなっているのですが
ここ最近、ふと美容師のまだ新人時代を思い出し、
「あの頃はずいぶん、食べることに飢えていたなぁ」と昔懐かしく19歳頃の自分を思い出していました。
当時、渋谷の美容室で働いていて僕は一人暮らしをしていました。
給料も少なく、生活していくのがやっとでした。
昼飯は先輩の残ったカップラーメンのスープをおかずにして、家で炊いてきた
白米を腹いっぱいに胃袋にかきこむという生活が大半。
うまいものをたらふく食べたくなると母が住んでいる埼玉の家に泊まりに行きます。
すると、母は毎回早起きして僕が大好きな弁当を持たせてくれました。
いくらが弁当箱の蓋から溢れんばかりにのせられた『母特製いくら海苔弁当』です。
いくらの下には美味しいご飯、食べ進むと醤油が染み込んだミルフィール仕立ての海苔弁が
普段満たされない日々をおくっている僕の胃袋をパンパンに満たしてくれます。
母の味をもう一度再現して食べたくなり
今日いくらがたっぷりと敷き詰められた海苔弁を作って食べてみました。
食材の金額の高さを知る年齢になった今、改めて母に愛されていたことを実感します。
インナーチャイルドを癒すとは
『本当は愛されていたことを知ること』でもあります。
今は亡き母を思い出しながらのいくら海苔弁当は涙が出るくらい格別でした。
ヒーリングとは癒されること。
過去の記憶をたどると見えていなかった母の愛情が
さらにインナーチャイルドを癒してくれます。
母親は僕をこの世に誕生させた世界でたった一人の人だからです。
ヒーラーになるとはそんな些細なことに気づかせてあげることも大切なお仕事です。
心のススを上質な気で取り払いながら
人は自分の存在価値を見つけることで心に美しい花が咲くのです。
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日本語