デジタルを駆使しないと遅れを取る時代というのはとても生きづらさを感じると最近思いますね。
そんなこと言うとおじさんの象徴のようではありますが、 SNSを使ったマーケティングをしませんかという営業電話が毎日のようにくるのはあまりうれしくはありません。
これからの時代はメタバースやNFTなど、ついていくのがやっとな感じですよ。
というよりついていきたくないと感じてしまうのは僕だけでしょうか?
人間はどこに向かうのでしょうか?
仮想現実の中でビジネスって何の意味があるのかなぁ?
人は人と会って人間としての成長があると僕は心から思います。
そんな時代の中、昨日著名な詩人&画家の須永博士先生のご自宅にお邪魔させていただきました。
ご自宅に訪問させていただくことになったきっかけは、うちの会社役員の田中氏の一言でした。
「岡本先生、須永先生のところに会いにいきませんか?」
ご縁をいただいた経緯を少しお話しさせてください。
実は、僕の浅草のサロンに飾らしていただいている『心』という筆書の素晴らしい作品は、田中氏が大切に家に保管していた須永先生の作品なのです。(借りている状態)
浅草のサロンの内装を整えていた今年初め・・1月だったと思います。
セッションルームの壁に、素晴らしい絵とか何かを掛けたいねと、田中氏と話していたところ、彼が「すごいのがある!!」と、持ってきてくれたのが、下の写真にもある須永先生の『心』でした。
そして、壁に飾りながら一言・・・「会いにいきませんか?」
これがきっかけとなり、昨日お会いさせていただいたのでした。
ご自宅の扉を開けると、真正面に笑顔で座っている須永先生がいらっしゃり、奥様と共にとても暖かく迎えてくださいました。
須永先生は今年80歳になられたそうで、これまでの作品が作られていった経緯などをおもしろおかしく、そして感動的にお話ししてくださり、笑いの耐えない素敵な時間を過ごさせていただきました。
奥様の入れてくださったコーヒーを飲み(大変腰の低い奥様で本当に素晴らしい方!!)、心も体もホッコリ温まり、弟子の池田、田中氏、そして僕はその朗らかな空間に包まれておりました。
壁にはところ狭しと先生の作品が飾られていて、全てが愛で溢れていて感動!
仙人のような笑顔で話を聞かせてくださった中で、先生が何度も何度も伝えてくださったのは『とにかく恐れず、好きなことをやりたいことをやりなさい』でした。
須永先生はとにかくアナログな方だと思います。
携帯も持たない、パソコンもやらない。
絵と詞を描き続けながら、所持金が180円の時も奥様と二人で乗り越え、放浪の旅人をしてきたそうです。
60年間好きなことをやり続けてきた瞳の奥は満足感に満ちていました。
今も変わらず描き続けていると話してくださりました。
僕ら3人はそれぞれの心に気づきがあったようです。
1時間位してご自宅を後にしましたが、胸のあたりが『モゾモゾ』する感覚を3人とも感じていたのです。
「この気持ち・・何なんだろうね・・」と確かめ合うと、まるで神様に会ってきたかのような感覚を全員が感じていたのが分かりました。
三人が共通して得たことは、
人が喜んでくれるなら労を惜しまず、その人の為に仕事をするということでした。
迷わずやりたいことをやってきた人の話はエネルギーがあります!
12月今年も終わりに近づきましたが多くの人々が幸せになっていただくお手伝いを来年もパワーアップさせていきたいと心から思いました。
田中氏素敵な環境をつくってくれてありがとう。
須永先生ありがとうございました。
このブログを読んでくださった方も、好きなことを存分にやれる人生を送っていただけたら嬉しいです。
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